頚椎症

頭は7つの頚椎で支えられています。頚椎間でクッションの役目をする椎間板は、頭の重みを支えるために年齢と共に変性を起し、頚椎の後方部分を含む椎体の周辺に骨棘(こつきょく・骨のトゲ)が出来ます。骨棘は椎体の前方にできる前方骨棘と椎体の後方にできる後方骨棘があります。

骨棘自体は、変性した椎間板を保護し、頚椎の安定性には役立ちますが、後方骨棘が大きくなると頚から出る神経を刺激したり脊髄を圧迫して、頚部から肩、背中、上腕の痛み、 肩こり、 手のしびれなどを引き起します。これが頚椎症です。中年以降に多く発症します。骨棘は、レントゲン写真で第5〜6頚椎、次いで第6〜7、第4〜5頚椎に多く見られ、進行すると頚椎全体に及びます。

追突事故などの外傷で症状が強く出る例もあります

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